【蕎麦探訪No.45】栃木県出流町の元祖手打ちそばいづるや

桐生辰夫

皆さん、こんにちは!
美味しいお蕎麦屋さんを伝えるために全国を旅している、桐生庵店主の桐生辰夫です。

今回ご紹介する栃木県栃木市出流町にある「元祖手打そば いづるや 」さんは、出流山満願寺の麓で長年愛されてきた手打ち蕎麦の名店です。

出流地区は「出流そば」として古くから知られる蕎麦文化の発信地で、満願寺参拝客に蕎麦をふるまったことが始まりとされる歴史ある食文化が今も受け継がれています。

いづるやさんは 「挽きたて・打ちたて・ゆでたて」の三立て を信条に、地元産の玄そばを自家製粉・手打ちし、出流名水と呼ばれる清らかな湧水を使って仕上げた蕎麦を提供しており、とにかく大人気店です。

私自身、高校生の時に家族と一緒にいづるやさんに訪れ、名物の「五合盛」を食べた覚えがあり、とても懐かしい場所です!

それでは、「元祖手打ちそば いづるや」さんについて魅力をたっぷりご紹介していきます!

桐生辰夫

YouTubeで動画もアップしているので、そちらも一緒に見ていただけると嬉しいです。

本記事の内容は2023年時点のものです。最新の情報と異なる可能性もありますが、ご了承ください。

目次

店舗情報

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屋号元祖手打そば いづるや
住所〒328-0206 栃木県栃木市出流町141
営業時間11:00〜18:00(※場合により短縮あり)
定休日毎週水曜日・第3火曜日(祝日の場合は営業)
電話番号0282-31-0638
駐車場あり(普通車 約40〜50台)
最寄り駅JR・東武「栃木駅」からバス利用(ふれあいバス寺尾線 約70分→「出流観音」下車徒歩 約5分)
桐生辰夫

現金のほかにカード、電子マネー、QRコード決済も可です

思い出を胸に…「いづるや」さんへ!

「元祖手打そば いづるや」さんは、出流山満願寺の参道入口に店を構える出流そばを代表する老舗で、周辺には同じく蕎麦屋が軒を連ね、古くから参拝客や観光客でにぎわってきた歴史あるエリアに位置しています。

車で訪れる場合は、東北自動車道「栃木IC」から約20〜30分ほどで、市街地を抜け、次第に山あいへと進むにつれて、のどかな田園風景や山の稜線が広がります。

出流山へ向かう道に入ると、満願寺の参道沿いに蕎麦屋が並び始め、その一角に「いづるや」さんがあります。

店舗には広めの駐車場が用意されているため、車での来店も安心でした!

公共交通機関を利用する場合は、JR両毛線・東武日光線「栃木駅」からバスを利用、栃木駅北口より「ふれあいバス寺尾線」に乗車し、終点の 「出流観音」バス停で下車、そこから徒歩約5分ほどで到着します。

「いづるや」さんに到着!

念願のいづるやさんに到着しました!

高校生以来で、なんとなく変わっている部分があるかなぁと感じました。

駐車場はかなり広く、30〜40台くらいは駐車できそうです。

中に入ると、色鮮やかな野菜やご当地のお土産がたくさん並んでいました。

あらかじめ電話をしていたので、お店の方にYoutube動画を撮りやすい席に案内してもらえました。

店内は広く、外の廊下を通って移動します。

途中に蕎麦を打っているところを見学できる場所がありました!

同じ蕎麦屋としてとても興味深く、ずっと見ていたかったのですが一旦食事を先に取りましょう…!

広い座敷部屋に到着しました。

他にもテーブル席もあるそうで、店舗の席数としては100席ほどあるようです。

オープンと同時に入りましたので、まだお客さんがいない席に座ることにしました。

週末やお昼時は満席になるそうですよ。

「元祖手打ちそば いづるや」さんのメニュー

いづるやさんといえば「名代盆ざるそば」!シェアして食べるのがおすすめです。

名物蕎麦
  • 名代盆ざるそば五合盛、2〜3人前(2,500円)
  • 名代盆ざるそば八合盛、3〜4人前(4,000円)
  • 名代盆ざるそば一升盛、4〜5人前(5,000円)
冷たいお蕎麦
  • もりそば(780円)
  • ざるそば(880円)
  • 海老天ざるそば(1,850円)
  • そば大盛り(+250円)
温かいお蕎麦
  • かけそば(880円)
  • 山菜そば(980円)
単品
  • 海老天婦羅5品(1,200円)
  • 盛り合わせ天婦羅5品(1,000円)
  • 舞茸野菜天婦羅5品(800円)
  • 野菜天婦羅5品(650円)
  • 舞茸の天婦羅5個(850円)
  • そばがき(950円)
  • 刺身こんにゃく(450円)
  • 生ゆば刺身(800円)
  • 山菜盛り合わせ(500円)
  • 味噌おでん(300円)
  • 鯉のあらい1人前(950円)

その他、定食や地酒、蕎麦饅頭などのデザートなども豊富です。

いざ!実食!

たくさんメニューがあって迷いましたが…やはり思い出の「五号盛」を注文しました。

どれにしようか迷うところですが、皆さんもいづるやを訪れたら、まず味わっていただきたいのが名物の 「名代盆ざるそば」です!

この大きさ、迫力ありますよね!この豪快な見た目がたまらないです。

いづるやの特徴は、自家製粉したそば粉を使い、挽きたて・打ちたて・ゆでたての「三立て」、やや太めでしっかりとしたコシがあり、噛むほどにそば本来の風味が広がります。

冷たい清水で締められた麺は喉ごしも良く、つゆとの相性も抜群です!

うまい!!!!!!

五合盛から一升盛まで用意されているため、家族やグループでシェアしながら楽しめるのも魅力ですね。

今回私は注文しませんでしたが、名代盆ざるそばと一緒に注文したいのが、「舞茸や野菜の天ぷら」

出流周辺で採れる舞茸は香りが強く、衣は軽やかでそばの味を邪魔しない、と口コミで人気があるようです。

また、季節限定のおすすめとしては、冬季限定の逸品「寒晒しそば」。

寒中にそばの実を清流にさらし、じっくり乾燥させてから挽く伝統製法で作られる蕎麦で、通常のそばに比べて雑味が少なく、ほのかな甘みと透明感のある味わいが特徴とのこと。

私も蕎麦好きとして、季節を味わいにまた来たいと思います!

美味しい蕎麦の秘密の水

蕎麦の良し悪しは水で決まると言っても過言ではありません、いづるやさんの蕎麦の香り高さと甘みの秘密はこの名水にあるのは間違いないでしょう!

聞くところによると、出流町一帯は、出流山の石灰岩層から湧き出る清らかな地下水に恵まれ、古くから良質な水の産地として知られており、この名水は、雑味が少ない、口当たりがやわらかい、ミネラルバランスにも優れ、蕎麦の風味を引き立てる水として最適とのこと。

多くの方が「水の違い」を実感するのではないでしょうか。

冬季限定の寒晒しそばにおいても、清流でそばの実をさらす工程には水質の良さが不可欠であり、自然環境に恵まれた出流だからこそ実現できる伝統製法といえるでしょう。

まとめ

今回も大変美味しいお蕎麦をいただくことができました!

高校生の時に食べた思い出の蕎麦を、自分が蕎麦屋になってまた食べに来られるだなんて、本当に感動です。

迫力ある五合盛も記憶に残るビジュアルで、味と共に楽しむことができました。

大変に人気店なので週末やお昼時は並んで待つそうですが、「待ってでも食べたい」「納得の味!」という口コミが多く見られますので、皆さんもぜひ美味しい水で作られたいづるやさんの蕎麦を味わいに来てみてください。

店舗情報と口コミ

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屋号元祖手打そば いづるや
住所〒328-0206 栃木県栃木市出流町141
営業時間11:00〜18:00(※場合により短縮あり)
定休日毎週水曜日・第3火曜日(祝日の場合は営業)
電話番号0282-31-0638
駐車場あり(普通車 約40〜50台)
最寄り駅JR・東武「栃木駅」からバス利用(ふれあいバス寺尾線 約70分→「出流観音」下車徒歩 約5分)

盆ざるそば発祥店♪̊̈‧͙

7/7ごろより数量限定*大名が暑気払いに嗜なめた夏の涼✨
百名水にもなってる、出流原弁天池湧水とつながるといわれるいづるの名水(弱アルカリ水)✨️
その湧水と松の薪で茹であげます♪♪

そんな季節限定の寒ざらしそばをいただきに来ました♪
美味しいに決まってます(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)

10時半に到着‼️すでに6組の方たちがお待ちです♪♪
記名を済ませ、オープンまで時間があったので
坂東17番札所・万願寺へ。
お参りして戻り丁度いい時間となりました。

注文してるときにはもう満席です

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

いづるや琉・挽きぐるみの田舎二八そば

♦︎7/7〜数量限定 寒晒しそばと相盛り(五合)
 2〜3人前
♦︎季節限定 みょうがの天ぷら
♦︎盛り合わせ天ぷら(5品) 海老 茄子 ししとう
 まいたけ にんじん)
♦︎わさび漬け

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

天つゆは無く、蕎麦のおつゆで食べてくださいとのこと- ̗̀( ˶^ᵕ’˶)b
おつゆをアブラにしたくなかったのでお塩で食べました♪

寒ざらしそばは上品な甘みがあり
とても美味しい(๑’ڡ’๑)୨♡
田舎二八そばは噛むほどにそばの風味が広がります✨️
美味しい(๑’ڡ’๑)୨♡
食べきれなかったらお持ち帰りができるようです。
いいお店に出会えました。

まんぷく&まんぞく(๑ˇεˇ๑)•¨•.¸¸♪

引用元:食べログ

2025年11月来訪【山奥の驚きの行列店】

そばの名店が多い栃木県の中でも特異な立ち位置の出流そばの1番店。いずるやに行ってきました。

▪️料理・味
そばを目一杯食べたかったので、おおもりそば1,030円に、舞茸1個200円つけて合計税込1,230円でした。カード決済可能だったのでデビットカードで支払い。

この季節はどこも新蕎麦が味わえるタイミングなので、まさにそばの旬ともいうべき時期。地元でとれた新蕎麦を当店ならではの挽きぐるみで、二八蕎麦として味わう。卵を入れてまろやかさを出しているとのことですが、正直言って自分にはよくわからず。

ただ言えるのは、立ち食いそばの類いの超高級そばというイメージのそばで、そばの味が濃い感じ。正直言って自分好みのそばではなったものの、この手のそばが好きな方には絶品のそばなのかもしれません。

舞茸は一個だけ注文できるのもちょうど良い。程よい口直しとしては最適な天ぷらでした。

▪️サービス・雰囲気
ここは蕎麦そのものよりも、驚きなのは石灰石の採石場の先のこんな何もない山奥なのに超行列店なこと(ただし満願寺という真言宗系のお寺はあります)。

たまたまこの辺りのサイクリングで開店1時間半前に着いたのですが、すでに4組が待っている状況。というのも行列前提のお店なのでお店正面玄関の前に整理券を発行する発券機がおいてあるからわかるのです。

そして山の中を走って開店20分前くらいに到着すると、道の両側に広がる駐車場の車と人だかりで店の前はまるで週末の地方の道の駅のような繁盛ぶりなのです。

開店11時半時間通りに来ると1時間くらい待ちそうな雰囲気。

蕎麦職人が実際に蕎麦を売っているところも見られて、まるで蕎麦のエンターテインメントみたいなお店。「資さんうどん」のように事前の発券機でカウンターとか座敷とかが、自由に選べるようになっているのも面白い。

ということで、この近辺に来たらぜひ立ち寄ることをお勧めしたい蕎麦屋でした。

引用元:Googleローカルガイド
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